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  • Maydo Journal #007

    Maydo Journal #007

    「地方は遅い」「都会は速い」──よく聞く言葉です。
    確かに、東京にいると情報の流れも人の動きも早く、決断やアクションのサイクルが短いように見えます。豊岡のような地方都市で暮らしていると、物事がゆったり進む瞬間もあります。ひとつの合意形成にかかる時間などは、都会と比べて時間もかかる。今までのやり方を変えることを受け入れる土壌がないというのもあるでしょう。

    でも、この「スピード感の違い」をただのデメリットとして捉えてしまうと、地方で挑戦する意味を見誤ってしまいます。むしろ、地方でこそ大事にすべきスピード感があります。それが、「作業の速さ」よりも「仕掛かりの早さ」です。


    みなさん、こんにちは。Maydoの森下です。僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひ自己紹介ページもご覧になってください!

    https://note.com/embed/notes/n44dd574f49ba

    目次

    1. 地方にいても届くオファー
    2. スピードは「役に立つための準備」から生まれる
    3. リスペクトを持ちながらも、スピードを落とさない
    4. 速さよりも“仕掛かりの早さ”

    地方にいても届くオファー

    僕自身、豊岡に拠点を移し、会社を立ち上げてからまだ間もないですが、ありがたいことに声をかけてもらえる機会が増えてきました。豊岡市内の事業者からの相談もあれば、大阪や東京から「一度話を聞かせてほしい」と問い合わせが届くこともあります。最近はレザーの産地、姫路市に伺うことが増えました。

    これは、「地方にいるから仕事が来ない」という思い込みを壊してくれた大きな実感です。インターネットやSNSがある今、物理的な距離は昔ほど致命的ではありません。むしろ「地方にいる」という文脈そのものが、個性になっていると感じます。

    ただし、そこに甘えてはいけない。せっかく遠くからオファーをもらっても、「地方だから動きが遅い」「準備が整わない」という印象を持たれてしまえば、すぐに信頼は失われてしまうのです。


    スピードは「役に立つための準備」から生まれる

    じゃあ、どうすればいいのか。
    僕が意識しているのは、仕掛かりの早さです。

    「レスポンスを早く返す」ことはもちろん大事ですが、それ以上に大切なのは「すぐに仕掛かれるように準備しておくこと」。例えば、相談をもらったときに、すでに自分の中で「どう聞くか」「どう答えるか」「どこまでサポートできるか」という引き出しを持っているかどうか。

    その引き出しが多ければ多いほど、相手にとって“役に立つスピード”を発揮できます。
    単に早く返すだけではなく、「お、それならすぐにこんな形で進められますよ」と言えるかどうか。ここに信頼が生まれます。

    だから僕は、豊岡の中での関係づくりにも、都市部からのオファーにも、できる限り仕掛かりを早くすることを意識しています。


    リスペクトを持ちながらも、スピードを落とさない

    もちろん、地方で仕事をするときは「人との関係性」を大切にする必要があります。都会のように短期決戦で物事を進めるのではなく、きちんと信頼を積み重ねながら進める。ここを軽視してしまうと、地域の中で浮いてしまいます。

    だからこそ、リスペクトを持つことは前提です。そのうえで、相手にとって役立つためのスピードは落とさない。このバランスがとても大事だと感じています。

    「速さよりも仕掛かりの早さ。」

    リスペクトを持ちながらも、「この人はちゃんと動いてくれる」という印象を与える。地方で挑戦する僕たちに求められているのは、まさにこのスタンスなのだと思います。


    速さよりも“仕掛かりの早さ”

    地方は確かに、都会ほどスピードが速くない部分もあります。でも、それは必ずしもマイナスではありません。じっくり信頼を築きながら、一つひとつの関係性を大事にできる環境だからこそ、意味のあるブランドを育てられる。

    大事なのは「仕掛かりの早さ」です。
    まずは動く。まずは応える。その積み重ねが、「地方でも頼れる存在だ」と思ってもらえる力になります。
    常に僕の持論は「GIVE and GIVE 」です。

    都会の速さに引け目を感じる必要はありません。地方にいるからこそできる準備があり、地方にいるからこそ生まれる仕掛かりの早さがあります。

    そしてそれが、僕が豊岡で会社を立ち上げて挑戦する理由でもあるのです。

  • Maydo Journal #006

    Maydo Journal #006

    会社を立ち上げる、と聞くと、多くの人は東京や大阪といった都市部をイメージするかもしれません。情報が集まり、人材も多く、チャンスも豊富。実際、僕もかつては「起業=都市」というイメージを持っていました。

    でも、僕が会社をつくる場所に選んだのは、兵庫県の豊岡という小さな地方都市でした。
    「なぜわざわざ地方で?」と聞かれることも少なくありません。今日はそのリアルについて、少し書いてみたいと思います。


    僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひ自己紹介ページも見てください!

    https://note.com/embed/notes/n44dd574f49ba

    目次

    1. 地方での起業にある「現実」
    2. それでも「やってよかった」と思える瞬間
    3. 地方だからこそ「ブランドづくり」が生きる
    4. 地方から挑戦するということ

    地方での起業にある「現実」

    まず正直に言えば、地方で会社を立ち上げるのは簡単なことではありません。というのは、みなさん想像の範疇ですよね(苦笑)

    都市部と比べると、人材の層は厚くありません。専門的なスキルを持つ人と出会う機会も限られています。イベントやビジネス交流会に出ればすぐにつながりが広がる東京とは違い、一つひとつの出会いを自分でつないでいくしかない。

    また、スピード感も異なります。都市部なら数週間で動くプロジェクトも、地方では数ヶ月かかることもある。季節の行事や地域のリズムが生活の中に組み込まれているので、「合理的に効率よく」という発想だけでは動けないことも多いのです。

    これらは、地方で起業すると必ず直面する「現実」だと思います。


    それでも「やってよかった」と思える瞬間

    ただ、地方で会社を立ち上げて本当によかったと感じる瞬間も、同じくらいたくさんあります。

    たとえば、近所のお店で「この前の記事読んだよ。応援してるからね」と声をかけてもらえること。都市部ではなかなか感じにくい、人と人との距離の近さがあります。

    また、地域のイベントや行事に関わる中で「一緒にやろう」と自然に声をかけてもらえる。まだ始めたばかりの会社なのに、地域の一員として受け入れてもらえる。小さな声がそのまま大切な声として届く環境があるんです。

    これは、都市部では得がたい実感です。地方では、一つの取り組みが町全体に波及する可能性がある。小さなアクションが社会に与える影響の大きさに、日々驚かされています。


    地方だからこそ「ブランドづくり」が生きる

    僕が地方で会社を立ち上げようと思えたのは、「ブランドづくり」を軸にしたいと思ったからです。

    ブランドとは、格好良いデザインや広告をつくることではなく、「自分たちの意味を言葉や形にして、社会に届けること」です。

    地方には、すでに豊かな“意味”が存在しています。
    職人が何十年も守ってきた技術。地元に根づいた食文化。季節の風景と一緒に受け継がれてきた祭り。都市部では探しても見つからないような、深い物語がたくさんある。

    ただ、その意味が「外の人」に伝わりにくいことも多い。ここで必要になるのがブランドづくりです。
    内側にある想いを外の言葉に翻訳していく。そのプロセスこそが、地方にこそ求められていることだと思います。

    豊岡で会社を立ち上げると決めたとき、僕は「ここでなら意味を形にできる」と直感しました。都市では当たり前すぎて埋もれてしまう物語が、地方ではひとつひとつ大切に扱われ、社会に届け直す余地がある。


    地方から挑戦するということ

    もちろん、地方で起業するのは勇気がいります。便利さや効率を手放す部分もあるし、都市部ほどのスピード感も得られない。

    でも、地方には「一緒にやろう」と背中を押してくれる人たちがいる。続けていく理由をくれる物語がある。そして、社会にまだ翻訳されていない価値が眠っている。

    僕にとって会社を立ち上げることは、「地方の意味を社会につなぐ挑戦」そのものです。

    これから先、どれだけ困難があっても、地方で挑戦するリアルを自分の言葉で語り続けたい。そう思っています。

    あなたにとって「会社を立ち上げる場所」を選ぶとしたら、どこでしょうか?
    そして、そこでどんな物語を翻訳していきたいですか?

    素敵な週末をおすごしください。