「どうせ待っていても、何も始まらない」
地方に拠点を移してから、僕が何度も実感してきたことです。
都会のように毎日新しい情報が舞い込み、人が次々と入れ替わる場所ではありません。豊岡という町では、変化は緩やかで、待っているだけでは何も動かない。でも、自分から仕掛けて動いてみると、意外なほど早く、そして大きく未来が動き出すことがある。今日はその「仕掛ける力」について書いてみたいと思います。
みなさん、こんにちは。ブランディングカンパニーMaydoの森下です。僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひnoteの自己紹介ページもご覧ください!
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目次
- 行動することの意味
- 豊岡で学んだ“仕掛かりの早さ”
- 行動が呼び込む偶然
- AI時代に残る「人の動き」
- 待つより、動く
行動することの意味
行動には、必ずしも即効性のある結果が伴うわけではありません。
例えば、ある会社にアプローチをしても、最初は反応が薄いかもしれない。ある企画を提案しても、すぐに採用されるわけではない。それでも「行動した」という事実が、未来に残るんです。
一度動けば、相手の記憶のどこかにこちらの存在が刻まれる。半年後、あるいは一年後に「そういえばあの時…」と思い出されることがある。待っていたら永遠に訪れなかったかもしれない機会が、動いたことで生まれる。
それが、行動することの本当の意味だと思います。
豊岡で学んだ“仕掛かりの早さ”
豊岡に住んでいると、「スピード感」という言葉の解釈が少し変わりました。
都会にいた頃は、スピード=成果を早く出すこと、効率的に物事を回すこと、だと思っていました。でも地方で気づいたのは、大切なのは成果のスピードではなく「仕掛かりの早さ」だということ。
動き出すタイミングが早ければ早いほど、相手に余裕が生まれ、準備も整いやすい。逆に後回しにすると、相手にも迷惑をかけるし、自分自身も慌ただしくなってしまう。
例えば、先日から進めている姫路でのショーの打ち合わせもそうです。豊岡から姫路までは電車で2時間ほど。正直、気合いが必要です。でも「また今度でいいか」と後回しにするのではなく、まずは足を運ぶ。その一歩が、未来のプロジェクトを大きく左右するんです。海外に行くのもそういった理由で動いています。
行動が呼び込む偶然
行動することのもう一つの意味は、偶然を呼び込む力です。
豊岡でウォーキングを続けていたら、地元の人に声をかけてもらい、そこからつながった仕事がありました。姫路に打ち合わせに行った帰りに、たまたま立ち寄ったカフェで面白い出会いがありました。そんな感じです。
こうした偶然は、待っていても決して訪れません。
動いてみるからこそ、想定外の人と出会い、新しい物語が始まる。行動の積み重ねが未来を形づくるのだと、改めて実感しています。
AI時代に残る「人の動き」
今はAIがあらゆる作業を効率化してくれる時代です。調べ物も、資料作りも、スケジュール管理も、以前より格段に速くなりました。最短距離を見つけることに関しては、人間よりAIの方がずっと得意です。
でも、だからこそ「動くこと」には人間だけの意味が残されていると思います。
誰かに直接会いに行くこと、声をかけること、偶然を楽しむこと。そうした“非効率”に見える行動こそが、人と人をつなぎ、信頼を築き、未来を変えるきっかけになる。
待つより、動く
もし今、何かを迷っている人がいたら伝えたいのは、「待つより、動く」ことです。
動くことで必ずしも結果がすぐ出るわけではありません。でも、動かなければ何も始まらない。
僕自身、豊岡という小さな町から動き続けているからこそ、豊岡の外からも声がかかるようになり、都市や海外とのプロジェクトにもつながってきました。
仕掛ける勇気。
小さな一歩の積み重ね。
その連鎖が、未来を大きく動かすのだと思います。
今日もまた、新しい一歩を踏み出してきます。


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