タグ: 働き方

  • Maydo Journal #017

    Maydo Journal #017

    未完成で、不完璧なほど、人は挑戦的でいられる。
    最近、改めてそう感じている。

    きっかけは、アダム・グラントの『HIDDEN POTENTIAL』を読んだことだった。
    能力や才能よりも、「伸び続ける人の条件」に焦点を当てた一冊だ。

    読み進めるうちに、ある問いが何度も頭に浮かんだ。

    完璧主義とは、一体なんなのだろうか。
    そして、自分はなぜ、今も好奇心を失わず、挑戦し続けられているのだろうか。

    みなさん、こんにちは。ブランディングカンパニーMaydoの森下です。僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひ自己紹介ページもご覧になってください!

    https://note.com/embed/notes/n44dd574f49ba


    目次

    1. ■ 完璧主義は、向上心ではなく「恐れ」から生まれることがある
    2. ■ 成長している人ほど「未完成」でいる時間が長い
    3. ■ なぜ僕は、今も挑戦できているのか
    4. ■ 好奇心は、「余白」からしか生まれない
    5. ■ 完璧であろうとするより、挑戦的でありたい
    6. ■ 未完成なまま、今日も動いてみる

    ■ 完璧主義は、向上心ではなく「恐れ」から生まれることがある

    一般的に、完璧主義は美徳のように語られる。
    妥協しない。クオリティを追求する。最後までやり切る。

    もちろん、それ自体は悪いことではない。

    でも、『HIDDEN POTENTIAL』を読みながら気づいたのは、
    完璧主義の正体が、必ずしも「向上心」だけではないということだ。

    失敗したくない。
    評価を落としたくない。
    無能だと思われたくない。

    こうした恐れが、
    「完璧であろうとする姿勢」に姿を変えている場合がある。

    その結果、どうなるか。

    ・動き出しが遅くなる
    ・準備に時間をかけすぎる
    ・挑戦のハードルが上がる
    ・失敗しそうなことは避ける

    気づけば、挑戦そのものを遠ざけてしまう。


    ■ 成長している人ほど「未完成」でいる時間が長い

    本の中で印象的だったのは、
    成果を出している人ほど「最初からうまくやろうとしない」という点だ。

    彼らは、

    ・未熟なまま始める
    ・恥をかきながら修正する
    ・失敗を前提に動く
    ・途中で学び、更新し続ける

    完成度よりも、更新頻度を重視している。

    つまり、
    成長している人は、
    「完成していない自分」を許容できる人でもある。

    未完成であることを、
    欠陥ではなく、余白として扱っている。

    この感覚は、今の自分の働き方とも重なった。


    ■ なぜ僕は、今も挑戦できているのか

    豊岡に来て約6年。
    仕事の環境も、人との距離も、大きく変わった。

    地方では、誤魔化しがきかない。
    同時に、完璧である必要もない。

    むしろ、
    「やりながら考える」
    「未完成でも一歩踏み出す」
    「小さく試して、修正する」
    そんな姿勢の方が、信頼される。

    この環境が、
    自分の中の完璧主義を、少しずつ手放させてくれた。
    そもそも完璧主義でもないとは思っているが、、、

    完璧に準備してから動くより、
    未完成でも、誠意をもって動く。

    すると、不思議なことに、
    好奇心が戻ってくる。

    「うまくやれるか」よりも、
    「どう転ぶかを見てみたい」
    という感覚が勝ってくる。


    ■ 好奇心は、「余白」からしか生まれない

    完璧を目指していると、余白がなくなる。

    正解を探し、
    失敗を避け、
    評価を気にし続ける。

    そこには、遊びも、寄り道も、試行錯誤も入り込む余地がない。

    でも、未完成でいることを許すと、
    思考に余白が生まれる。

    ・別のやり方を試してみる
    ・違う人と組んでみる
    ・まだ言語化できていない感覚を大事にする

    この余白こそが、好奇心の居場所だ。

    『HIDDEN POTENTIAL』が伝えていたのは、
    才能よりも、未完成でいられる勇気の方が重要だということだったように思う。


    ■ 完璧であろうとするより、挑戦的でありたい

    完璧主義を完全に捨てる必要はない。
    クオリティへのこだわりも、責任感も、大切だ。

    でもそれ以上に、
    挑戦し続けられる状態でいることの方が、
    長い目で見れば、価値がある。

    未完成で、不完璧で、まだ途中。
    だからこそ、次の一歩がある。

    今の自分が、
    まだ整いきっていないことを、
    どこかで少し肯定できているから、
    好奇心が消えずにいるのかもしれない。


    ■ 未完成なまま、今日も動いてみる

    完璧に準備が整う日は、たぶん来ない。
    だから、未完成なままでも、動く。

    挑戦とは、
    自信があるからするものではなく、
    余白があるから続けられるものなのだと思う。

    あなたは今、
    完璧であろうとしていますか。
    それとも、未完成のまま、挑戦し続けていますか。

  • Maydo Journal #016

    Maydo Journal #016

    地方にいると、
    「ゆっくりでいいよね」
    「地方なんだから、そんなに急がなくても」
    と言われることがある。

    確かに、都会と比べれば、地方の時間はゆるやかだ。
    人の流れも、情報の更新頻度も、意思決定のスピードも違う。

    でも、豊岡で約5年半仕事をしてきて、
    僕はむしろ逆のことを感じている。

    地方にいるからこそ、“都市のスピード”を手放してはいけない。

    今日は、そんな話を書いてみたい。


    みなさん、こんにちは。ブランディングカンパニーMaydoの森下です。僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひ自己紹介ページもご覧になってください!

    https://note.com/embed/notes/n44dd574f49ba

    目次

    1. ■ 地方にいても、仕事は内と外から同時にやってくる
    2. ■ 大事なのは「速さ」ではなく、「仕掛かりの早さ」
    3. ■ 地方にいると、スピードがそのまま信用になる
    4. ■ 都会のスピード × 地方の流れ = 静かな加速
    5. ■ ローカルか、グローバルか、ではなく
    6. ■ あなたのスピードは、どこにありますか?

    ■ 地方にいても、仕事は内と外から同時にやってくる

    豊岡にいると、仕事のオファーは大きく分けて二つに分かれる。

    ひとつは、地域の中から。
    もうひとつは、地域の外から。

    この二つが、同時に、しかも予想外のタイミングで重なる。

    地方にいる=仕事が少ない、ではない。
    むしろ、仕事の性質が混ざり合う

    地域に根ざした、関係性重視の仕事。
    一方で、スピードと成果を求められる外の仕事。

    この両方に応えるには、
    どちらかの流れに寄せすぎると、うまくいかない。

    地方のリズムに甘えすぎると、外の仕事で信頼を失う。
    都会のスピードをそのまま持ち込むと、地域で浮いてしまう。

    だから僕は、
    「都市のスピードを持ちながら、地方の流れに順応する」
    という姿勢を、ずっと意識している。


    ■ 大事なのは「速さ」ではなく、「仕掛かりの早さ」

    ここでひとつ、はっきりさせておきたい。

    僕が言う“スピード”は、
    早口で動くことでも、常に急いでいることでもない。

    大事なのは「速さ」ではなく、「仕掛かりの早さ」。

    ・返事が早い
    ・一度ボールを受け取る
    ・まず考え始める
    ・動き出しを遅らせない

    この「最初の一歩」が早いだけで、
    仕事の印象は驚くほど変わる。

    地方では特に、この差が大きい。

    選択肢が多くない分、
    「ちゃんと向き合ってくれる人かどうか」
    が、スピード感で判断される。

    だから、
    スピードは効率ではなく、誠意の見える化
    なのだと思っている。


    ■ 地方にいると、スピードがそのまま信用になる

    地方の仕事は、顔が見える。

    誰が、どんな姿勢で、どんな言葉を使っているのか。
    それが、すぐに共有される。

    この環境では、
    「あとでやろう」
    「まあ、いいか」
    が積み重なると、すぐに信用に影響する。

    逆に言えば、

    ・早めに動く
    ・小さくても前に進める
    ・途中経過を伝える

    これだけで、信頼は確実に積み上がる。

    都市ではスピードは“当たり前”かもしれない。
    でも地方では、スピードは“価値”になる。

    だからこそ、
    都市で身につけたスピード感を、
    地方に来たからといって手放す必要はない。

    むしろ、それを丁寧に翻訳して使うことが大切だ。
    移住を検討されている方は、ぜひこの辺りを参考にしていただければと思う。


    ■ 都会のスピード × 地方の流れ = 静かな加速

    面白いのは、
    地方の流れに順応していると、
    気づけばスピードが「上がっている」ことだ。

    急いでいるわけではない。
    でも、物事が前に進む。

    関係性が深まり、
    意思決定がシンプルになり、
    信頼の回路が短くなる。

    すると、
    一つひとつの仕事が、次の仕事につながる。

    これは、
    都会のスピードだけでは生まれないし、
    地方のゆるさだけでも生まれない。

    両方の“あいだ”に立つことで生まれる、静かな加速。

    今の僕は、
    この状態が一番心地いい。


    ■ ローカルか、グローバルか、ではなく

    よく、
    「ローカルでやるのか」
    「グローバルを目指すのか」
    と聞かれる。

    でも、正直に言えば、
    僕自身はその二択で考えたことがあまりない。

    イタリアに住み、英語圏にも行き、
    海外がもともと“近い場所”だったからかもしれない。

    どこにいても、
    ローカルとグローバルの“あいだ”にいる感覚。

    だから今も、
    豊岡にいながら、
    都市のスピードを持ち続けている。

    それは無理をしているわけでも、背伸びしているわけでもない。
    自分のリズムを、場所に合わせて調整しているだけだ。


    ■ あなたのスピードは、どこにありますか?

    地方にいるから、遅くていい。
    都会にいるから、早くなきゃいけない。

    そんな単純な話ではない。

    大切なのは、
    自分がどんなスピードで、何に向き合いたいか。

    ローカルにいながら都市のスピードを持つ。
    その選択は、
    これからの働き方のひとつの答えだと思っている。