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  • Maydo Journal #015

    Maydo Journal #015

    地方に来てから、覚悟について考えることが増えた。

    都会で働いていた頃にも、もちろん覚悟を持っていたつもりだった。
    だけど今振り返ると、それは「覚悟らしきもの」だった気がする。

    仕事が多く、競争が激しく、人が入れ替わるスピードも速い都会では、
    自分の“役割”に覚悟を持つことはできても、
    “自分そのもの”に覚悟を持つ機会は意外と少ない。

    一方、地方では、誤魔化しがきかない。
    誰が何をしているのか、どこを向いているのか。
    その“輪郭”が、驚くほど透けて見える。

    この透明さが、人を強くしていく。


    みなさん、こんにちは。ブランディングカンパニーMaydoの森下です。僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひ自己紹介ページもご覧になってください!

    https://note.com/embed/notes/n44dd574f49ba

    目次

    1. ■ 小さなコミュニティでは、人格と仕事が地続きになる
    2. ■ 誰かの顔が見えると、責任が生まれる
    3. ■ 豊岡に来て5年。覚悟の正体は「選択の連続」だった。
    4. ■ 覚悟は静かに、しかし確実に人生を変える
    5. ■ あなたの“覚悟”は、どんな形をしていますか?

    ■ 小さなコミュニティでは、人格と仕事が地続きになる

    都会にいた頃は、職場と自分をうまく分けられていた気がする。

    仕事の自分と、人としての自分。
    シーンによって役割を演じ分けることができた。

    けれど豊岡に来ると、その境界が徐々に薄れていった。

    なぜなら、地方のコミュニティは“距離が近い”。
    仕事の場と生活が地続きになっている。
    取引先の方とまちで会うことも普通にある。

    こうした環境では自然と、、、

    人柄 = 仕事の質

    という構図が生まれる。

    「仕事だけできればいい」は成立しない。
    言葉と姿勢がすぐに一致を求められる。

    この“地に足がつく感じ”が、覚悟を育てる最初の土壌になる。


    ■ 誰かの顔が見えると、責任が生まれる

    地方で仕事をしていると、

    「この人の役に立ちたい」
    「この人が喜ぶ顔が見たい」

    という気持ちが都会よりも強まる。

    距離が近いからこそ、
    相手の姿勢や想いが見えてしまう。

    仕事が「案件」ではなく
    「人に応える行為」になる。

    すると自然と、責任は重くなる。
    でも同時に、誇りも育つ。

    豊岡で仕事をしていて思うのは、
    責任を負うことは重さではなく“自由の形”でもあるということ。

    自分で選び、自分で決め、自分の言葉で動く。
    その繰り返しが、覚悟を静かに深めていく。


    ■ 豊岡に来て5年。覚悟の正体は「選択の連続」だった。

    地方で働く中で、僕はあることに気づいた。

    覚悟とは、
    何か大きな決断をする瞬間に宿るものではない

    むしろ、

    • 小さなことを先延ばしにしない
    • 約束を守る
    • 誠意のあるスピードで返す
    • 相手の想いを受け取る
    • 背を向けず、最後までやり切る

    こうした 毎日の“選択の積み重ね” が
    覚悟を形づくっていく。

    特別な日ではなく、
    「なんでもない今日」の行動で、覚悟は育つ。

    地方では、この積み重ねが表に出やすい。
    逃げ場がないからこそ、
    自分の選択がそのまま自分の“信用残高”になる。

    その緊張感は、都会にはなかったものだ。

    ある意味では、地方の経験や新たなスタイルは、都内の企業さんとのやりとりにも役立ってはくる。


    ■ 覚悟は静かに、しかし確実に人生を変える

    覚悟と聞くと、どこか強い意志や英雄的な決断を思い浮かべがちだ。

    でも実際はもっと静かで、もっと優しいものだと思う。

    誰かのために動く。
    手を抜かない。
    嘘をつかない。
    自分で選んだ道を、淡々と歩く。

    この“静かな積み重ね”こそが、覚悟の正体。

    都会の華やかさやスピードとは違う、
    地方の静かな環境は、人の内側にある火をゆっくり燃やしてくれる。

    豊岡に来て5年。来年で6年。
    僕が育ててもらったものは、
    きっとスキルよりも、この覚悟なのだと思う。


    ■ あなたの“覚悟”は、どんな形をしていますか?

    地方で働くと、覚悟が育つ。
    これは普遍的な話ではなく、僕自身の実感だ。

    でも、場所に関係なく、
    覚悟は「選択の連続」の中にある。

    あなたは今、
    どんな選択を積み重ねていますか?

    その選択が、未来のあなたの“覚悟”になるのだと思います。

  • Maydo Journal #013

    Maydo Journal #013

    「地方で仕事をする“自由”と“責任”について。」

    地方都市、豊岡で働いていて感じる、自由と責任の“重なり合うポイント”。誰かに縛られないからこそ、自分で決める力が問われる

    ——その実感を書いてみました。

    みなさん、こんにちは。ブランディングカンパニーMaydoの森下です。僕の記事を初めて見ていただいた方は、ぜひ自己紹介ページもご覧になってください!

    https://note.com/embed/notes/n44dd574f49ba

    地方で働くようになって、一番よく聞かれる質問がある。
    「地方のほうが自由ですか?」というものだ。

    たしかに、自由だと思う。
    時間の使い方も、働き方も、人との距離感も。
    “都会の基準”から少し離れるだけで、呼吸が深くなる瞬間がある。

    でも同時に、自由と同じくらい——いや、それ以上に“責任”がのしかかる。そのバランスが、この数年でようやく腑に落ちてきた。

    目次

    1. 地方では「誰かがやるだろう」が通用しない。
    2. 必要なのは、完璧さよりも「誠意の速度」。
    3. やりたくて選んだ「自由」か。やらなくて済むための「自由」か。
    4. 自由と責任は、背中合わせじゃなく、重なり合っている。
    5. 自由に働くことは、覚悟を持つことでもある。

    地方では「誰かがやるだろう」が通用しない。

    都会にいた頃、気づかないうちに
    「誰かがやってくれるだろう」という感覚に甘えていた。
    役割分担が細かく、専門性が分断され、
    自分の“線引き”が自然とできてしまう環境。

    でも豊岡では、その境界線は驚くほど薄い。
    小さな街だからこそ、
    “やる人がいなければ、物事は動かない”という現実がある。

    だから、自由と同時に「自分がやらなければ」という責任が生まれる。
    自由だから楽、というわけじゃない。
    むしろ、自由だからこそ逃げられない。


    必要なのは、完璧さよりも「誠意の速度」。

    地方で仕事をしていると、
    結果の前に“姿勢”を見られることが多い気がする。

    どれだけ立派なスキルを持っていても、
    どれだけ良い企画を書いても、
    その街の人たちと同じ地平で、同じ温度で向き合えるかどうか。

    特に感じるのは、誠意の速度だ。

    早くやるかどうかではなく、
    「どれだけ心を込めてすぐ動くか」という質の早さ。
    レスの一つ、現場への顔出し一つで、信頼は驚くほど変わる。

    都会での“効率”とは違う、
    地方の“速度感”がそこにはある。


    やりたくて選んだ「自由」か。やらなくて済むための「自由」か。

    自由の使い方には、大きな差がある。

    • やりたいことを形にするための自由
    • 責任から距離を置くための自由

    同じ「自由」という言葉でも、その意味は大きく違う。

    地方で仕事をしていると、
    後者の自由はすぐに見透かされる。
    小さなコミュニティでは、誤魔化しがきかない。
    誰が本気で、誰が逃げているか。
    その違いが、驚くほどはっきりと現れる。

    だからこそ、前者の自由をどう使うかが問われる。
    “自分の意思で選び、自分の意思で決める”という自由の使い方だ。


    自由と責任は、背中合わせじゃなく、重なり合っている。

    豊岡に来てみて気づいたのは、
    自由と責任は別々に存在しているわけではないということ。

    責任があるからこそ、自由が活きる。
    自由があるからこそ、責任が生まれる。
    それは背中合わせではなく、むしろ重なり合っていて、
    その重なる部分が、人の“らしさ”になる。

    地方で働く面白さは、たぶんその“重なり”の部分にある。

    誰かに決められた仕事ではなく、
    自分で選び、動き、形にしていく。
    そのプロセスの中で、自分の仕事の軸が育っていく。


    自由に働くことは、覚悟を持つことでもある。

    自由な働き方を望む人は多いけれど、
    自由には覚悟が必要だと思う。

    やるべきことを自分で決める。
    誰に頼られたいのかを自分で選ぶ。
    そして、自分が動かなければ何も変わらないという現実を背負う。

    その覚悟のある自由は、心地よい。
    地方で働く今、日々そのことを感じている。

    自由と責任。
    どちらかではなく、どちらも持って生きていくこと。
    そのバランスが、人の仕事を美しくする。

    あなたにとって、“自由に働く”とはどんなことですか?